CLOSE

北の達人誕生物語

Birth Story

第3章

ないないづくしのところからのスタート

旅行で何度も訪れていたとはいえ、そもそも北海道には縁もゆかりもないので、知り合いなんて1人もいません。
なので、仕入先をゼロから開拓していく必要がありました。

片っ端からいろんな会社に電話していって「これから起業するんです。商品を仕入れさせてもらえませんか?」と言うと、
ほとんどの会社からは「実績がないところはお断り」と、まったく相手にされませんでした。

それでも100社位電話していく中で、ようやく3~4社が「応援してやろう」ということで、商品を卸してくれることになりました。

その会社様たちには
「私は必ず成功します。なぜなら成功するまで絶対にやめませんから。」と宣言しました。

そしてテキスト本を買ってきて見よう見まねでホームページを自分で作り、「かに」や「メロン」、「ジンギスカン」などの北海道特産品のインターネット通販を開始しました。

・・・とはいえ、最初は惨憺たるものでした。
初月の売上は約2万円(最初のご注文者は私の知人の鈴木さんでした)。
月の売上が10万円を超えるのに半年かかりました。

月商10万円ではもちろん生活できません。
相変わらず昼間は肉体労働のアルバイトです。

当時、インターネット通販と言うもの自体がまだ一般には浸透していなかった時代です。
本当にインターネット通販は普及するのか?
本当にこの方向性に突き進んでいいのか?
不安と常に後ろ合わせでした。

そして、1年ほど経ち、なんとか事業が軌道に乗りだし始めた頃、自分の甘さからなんと「取り込み詐欺」にあってしまい、
全財産を奪われてしまったのです。

しかし、

「私は仕入先の人たちに『成功するまで絶対にやめない』と約束した。
だからこんなことで諦めるわけにはいかない。
確かにお金は奪われたけれど、希望と知識と経験は何一つ失っていない。
どんな極悪人も私から希望を奪うことは出来ない」

と思い、そんなことにメソメソしている暇があったら一歩でも前に進むためのチャレンジをしようと、仕事に打ち込みました。

その他にもたくさんの困難な出来事が起きましたが
そんなとき、私を勇気づけてくれたのが、当時流行していたコブクロの「YELL(エール)」という歌でした。

♪今 君は門出に立ってるんだ 遥かなる道を行くんだ
 誇り高き勇者のよう 風たちぬ その道のどこかで
 君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
 思い描く夢の模様 いつの日にか その目に映せ

ラジオからこの歌が流れるたびに歌詞の主人公に自分を重ね合わせたものでした。
今でもこの歌を聴くとあのころの時代を思い出します。

イメージ画像1
TOPへ戻る